今日は、ヨガフェスタ×日本スーパーフード協会のECO FOOD JAPAN プロジェクト第1弾「1/3 MARCHE」の記者発表会に行ってきました。
一般社団法人日本スーパーフード協会は、環境に配慮して生産されるスーパーフード・オーガニックをエコフードととらえ、エコフードによる地球温暖化軽減など環境問題の啓発活動として、ECO FOOD JAPAN プロジェクトに取り組むそうです。
まず第1弾として、9 月15 日~17 日にパシフィコ横浜で開催される日本最大のヨガの祭典「ヨガフェスタ横浜2018」とのコラボ企画で、「1/3 MARCHE」を実施。
「1/3 MARCHE」とは、「フードロス(食品ロス/食品廃棄)」の削減をテーマに、賞味期限が近いスーパーフード・オーガニック等の良品を、定価の3分の1の価格で積極的に売買する場を提供するもので、ヨガフェスタの会場内に特設売り場が設けられます。
フードロスとは、まだ十分おいしく食べられるにもかかわらず廃棄される食品のことで、“もったいない”だけではなく、地球温暖化など環境破壊にもつながる深刻な社会問題となっています。
日本では、年間2,842万トンの食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は646万トンです。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(年間約320万トン)の約2倍に相当します。
また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると”お茶腕約1杯分(約139g)の食べもの”が毎日捨てられていることになるのです。
食品ロスには様々な原因がありますが、まず一つの原因は、日本の食品業界には“3分の1ルール”という商習慣があります。
製造されてから賞味期限に至るまでの品質保持期間を3分割して計算し、それぞれの期限を過ぎてしまうと廃棄扱いになってしまうというルールです。製造元から小売店に商品が届くまでの「納品期限」、小売店から消費者の手に渡るまでの「販売期限」と、最後は消費者が食べる期間として「賞味期限」設定されています。
賞味期限はまだ残っているのに店頭から撤去される現状。
そして、消費期限と賞味期限の違い。
消費期限は安全に食べられる期限(期限が過ぎたら商品が劣化しているため食べない方が良い)ですが、賞味期限は美味しく食べられる期限であって、賞味期限を過ぎても美味しく食べられるものがほとんどです。
日本では、フードロス削減の施策には、環境省・農林水産省が中心となって取り組んでおり、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の運営計画では、競技会場や選手村等における食品ロス・食品廃棄物を削減する方針を打ち出すなど、さまざまな施策が急ピッチで進められています。
2011年に設立されたグローバルなイニシアチブ「セーブ・フード-食料のロスと廃棄に関する国際イニシアチブ」は、毎年無駄となっている食料の推定13億トンを削減することを目指しています。毎年生産される食料の1/3が失われる一方で、世界では未だに9億人近い人々が飢えているという厳しい現実。
海外におけるフードロス削減の取り組みは進んでいます。
フランスでは、2016年2月から「食品廃棄禁止法」という法律が施行。
大型のスーパーマーケットが、売れ残りや賞味期限切れの食品を廃棄することを禁止し、廃棄量に合わせて罰金が徴収されるという法案です。これまでにない大規模な施作として、世界中からも注目。余った食品は貧困層へと行き届くように、ボランティア団体へ寄付することが義務づけられています。
スペインでは、地域ごとに「連帯冷蔵庫」と呼ばれる、地域共有の大型冷蔵庫を設置。
一般家庭や飲食店から出る余剰食品、もしくは賞味期限の近づいた食品をこの冷蔵庫に入れ、貧困者の手へ渡るようにした画期的な施作です。冷蔵庫の中身はボランティア団体によって定期的にチェックがおこなわれています。
デンマークでは、賞味期限切れ・もしくは包装に傷や汚れのある食品の専門スーパーがオープン。このスーパーはボランティア団体が運営しており、最大半額の料金で商品が売られています。
ニュージーランド最大の都市オークランドでは、ゴミを一切出さないゼロ・ウェイストな街を目指すと宣言。
アメリカでは、外食での食べ残しを持ち帰るドギーバッグが浸透。他にも様々な取り組みがあります。
賞味期限表示も「Best-by」=最高の状態の期日で、それを過ぎたからといって食べれないのではなく、期限を消費者の判断にゆだねる表記法になっています。
その他、2030年までに食品廃棄物や食品ロスを50%削減するプログラム。
スターバックスコーヒーでは、2019年までに全米の7,600店舗での実施を目標に、廃棄食品を非営利団体に寄付。2021年までに51万食をまかなう目標を立てているそうです。
食品ロスの話が長くなってしまいましたが、一人一人が「食品を無駄にしない」ということを常に意識し、自分でできることから始めていくことが大事だと思いました!!
記者発表会では、エコフードアンバサダーのお二人による簡単にできるヨガのポーズも教えていただきました。
こちらは、日本スーパーフード協会×ヨガワークス共同開発の「チャクラパウダーナンバーファイブ ブルー」
今年の冬に発売予定とのことで、一足先に試飲させていただきました。
DICスピルリナに含まれている青色色素“フィコシアニン”と青パパイヤ酵素で第5チャクラの色をイメージ。
お土産もたくさんいただきました。
屋外で使えるヨガマット「Traveller TO GO」も嬉しい♡
今週末開催の「ヨガフェスタ横浜2018」
5万人が集まるアジア最大級のヨガイベントで、今年のテーマは「ヨガのある生活」
ヨガを中心に様々なコンテンツがパークエリア、アカデミーエリア、ショーケースエリアの3つのエリアに!
世界中のヨガを率いるトップクラスの指導者によるクラス以外にも、ヨガブランドの最新ヨガウェア、グッズのショップも多数出展。
ヨガフェスタ×日本スーパーフード協会の「1/3 MARCHE」では、賞味期限が近いスーパーフード・オーガニック等の良品が定価の3分の1の価格で販売されるので、是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。