先日は、期間限定で開催されたイベント「ゲリラ茶懐石 秋吉 @新橋をん」にお邪魔させていただきました。
秋吉氏は、京都の瓢亭で修行、その後瓢亭別館の料理長を歴任し渡仏、OECDパリの公邸料理人としてご活躍され、現在はパリで出店するための準備中とのこと。
和ろうそくの柔らかな光に包まれつつ、秋吉氏による特別な茶懐石の世界を堪能。
水出しの玉露
Domaine Ponkotsu おやすみなさい
ご飯は4回出てくるとのことで、最初はアルデンテ状態の「煮えばな」
タコと花山葵の和え物・蕨、フルーツトマトのお浸し・雲丹、白味噌・胡麻豆腐・蕗の薹の天ぷら。
Borgo Del Tiglio
蛤真丈・独活・たらの芽・花柚子
Frederic Cossard Puligny Montrachet 1er Les Garennes 2015
甘鯛の龍鱗焼き
東洋美人 純米吟醸50
若竹煮
京都の朝掘り筍を使用。
Stefano Lubiana ‘Amphora’ Riesling
タスマニアのリースリング。
ホワイトアスパラガス・蛍烏賊・菜の花・味噌オランデーズソース・ミント
こごみと昆布出汁
岩の蔵 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生 2018
九州限定で流通しているお酒。
鰻の八幡巻き・ローズマリー、金柑の蜜煮・マスカルポーネ・ロックフォール。
鰻の八幡巻に合わせたローズマリーの香りが心地よく、お酒との相性もぴったり。山椒にするとお酒が難しくなるとのことで、ローズマリーを使われているそうです。
Saint Joseph Rouge (Herve Souhaut/Romaneaux Destezet)
酒盗・マグレ鴨・赤ワイン醤油ソース・トリュフ
赤ワインを煮詰め、醪を合わせたソースが美味。
酒粕のブランマンジェ・いちごのマリネ・シェーブルチーズ
桜の水羊羹
晩白柚の干菓子、鶏卵素麺
どのお料理も優しいお味で、本当に美味しくて!!
また伺いたいので、せめて国内でお店を開いて欲しいと思いつつ、なぜパリで出店したいのか理由を伺いました。
パリには、日本料理と言われるお店が750店舗もあるとのことで、その中でちゃんとした日本料理と認められているお店は19店鋪。
ほとんどのお店が日本料理ではなく、そのお料理が日本料理と思われている現状を目の当たりにされ、パリでフランス人の感性にも響く本物の味にこだわった日本料理の店を出したいと思われたそうです。
秋吉氏のパリ出店への熱い想いを伺い、是非応援したいと思いました。
資金調達が出来次第パリに行かれるとのことですので、日本にいらっしゃる間にこの美味しいお料理を味わっていただきたいです。
4月9日〜21日までは、福岡にある「万 yorozu」さんにて”春の懐石と新茶を愉しむ茶会”が開催されます。
是非、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳細はこちら。
最後に秋吉氏と一緒に♪
美味しく楽しい時間をありがとうございました♪