最近、日本ワインの美味しさに感激することが多くなりましたが、先日も素晴らしいワインに出会いました♪
北海道余市の海を臨む、なだらかな丘陵に広がるキャメルファームワイナリー。
先日は、9月6日発売の新ヴィンテージを一足お先に試飲させていただきました。
ワイナリーがある余市は、トスカーナと同じくらいの緯度で、シャンパーニュ地方に近い日照量。梅雨や台風の影響を受けにくい環境で、海からの風が適度なミネラルを運び、吹き抜ける風により病気を防いでいるそうです。
冬は雪がかまくら状態になり、ぶどうの木は雪の下で春まで守られる世界的にも類をみないぶどう作り。
春
試飲会で畑の映像を見せていただきましたが、16haの広大な畑はとても美しく、是非ワイナリーにも伺ってみたいです。
丁寧に手摘みで収穫、選果したてのブドウで醸造したワインは、華やかで香り高く、品種の個性と冷涼な余市のテロワールを感じる味わいです。
9月6日発売の新作ワインは、こちらの2種。
ケルナー2018
ワイナリーを代表する品種”ケルナー”。
透明に近いクリアな色合いなので、もっとあっさりとした味わいかと思いきや、アロマティックで爽やかな酸が心地よく、ミネラルを感じる味わいです。
ウニタ・ロゼ2018
ケルナーにレジェントをブレンド。
こちらもかなり淡い色合いですが、果実味がしっかりとしていて心地よい酸味がチャーミング。幅広い料理とのマリアージュが楽しめそうです。
試飲会では、料理家の平野由希子さんによるワインと料理のペアリングも楽しみました。
スパークリングワインに合わせて、生ハムメロン。その上にかかっているのは山わさび(ホースラディッシュ)。
山わさびって、ローストビーフに添えられているイメージですが、生ハムメロンに合わせるとまた違った感じで楽しめ、こういった食材の合わせ方も勉強になります!!
ロゼワインに合わせて、ブルグル(挽き割り小麦)のタブレ。
そして、赤ワインに合わせて、秋刀魚のリエット。
秋刀魚は内臓も丸ごと使われているとのことで、赤ワインとの相性も抜群でした。
今回の試飲会では、日本ワインの素晴らしさとマリアージュも学べ、貴重な機会に感謝です。
キャメルファームワイナリーでは、35年以上にわたる余市におけるワイン用ブドウ栽培のノウハウと、イタリアのワイン造りの歴史と最新技術をもとにワインを造られています。著名なイタリア人醸造家と日本チームのこだわりで、余市のテロワールを最大限に活かした世界に誇れるワイン造りを目指されています。
2014年設立とまだ誕生して間もない造り手でありながら、ベルリン・インターナショナル・ワイン・コンペティション2019にて「Japan Winery of The Year」を受賞するなど、世界からも注目されているワイナリー。
秋は、食べ物が美味しい季節。
キャメルファームの美味しいワインと一緒に秋の味覚を楽しみたいですね♪