楽しみにしていたディナーは、リゾナーレ八ヶ岳のメインダイニング「OTTO SETTE」
イタリアの世界的な建築家マリオ・ベリーニ氏の手がけた高い吹き抜けの下、23人が着席できる長いテーブル。しかもこの広いスペースを貸切で楽しめるという贅沢な時間。
「OTTO」は数字の「8」=八ヶ岳、「SETTE」は数字の「7」=食材を提供する7人の達人を意味しているそうです。
今回いただくお料理は、野菜とワインのマリアージュが楽しめるスペシャルコース「Vino e Verdura(ヴィノ・エ・ヴェルドゥーラ)」。
旬の野菜で構成されたお料理と同じ風土で育まれたワインを一皿毎にペアリング。
政井シェフ曰く、この地域の魅力は、なんといっても”野菜”。
八ヶ岳は、美味しい水、昼夜の寒暖差、日照時間の長さと美味しい野菜が育つ条件が整っているとのこと。その素晴らしい野菜を前菜からメイン、デザートに至るまで主役にした全9皿が楽しめるとのことで、食事が始まる前からワクワクが止まりません。
そして、このメニューカードが凝っていて!!
お料理とペアリングするワインのボトルの形にカットされていて、料理名とワイン名が書いてあるんです!!(今回だけのオリジナルだそうです)
このこだわりが素敵♡
早速、シャトー・メルシャンの泡で乾杯☆
お料理はこちら。
NATURA 自然
雄大な八ヶ岳を育む「水・土・森・太陽」をテーマにした4つの小さな料理。
DONI 恵
30種類にも及ぶ野菜で彩った美しい一皿。フォトジェニックな前菜はテンションが上がりますね♪
ひとつひとつの野菜の美味しさを最大限に引き立てる調理法で、最適な温度と最高の食感。
ペアリングのワインは、午後のワインテイスティングの際に好きだった”月香”のヴィンテージ違い。
前菜との相性も抜群です。
SEDANO RAPA 根セロリ
栗と根セロリのピューレ。その上にはローズマリーの香りのエスプーマ。パルミジャーノと洋梨のタルティーヌが添えられ、交互にいただきます。
ORTAGGI DA RADICE 根菜
春菊と蓮根のパスタ。カラスミクリームソース。
FUNGHI キノコ
フリットしたキノコ類とアップルミントのリゾット。上からパウダー状のキノコがかかっています。
キノコはこちらの4種類(朱鷺色平茸、やなぎまつたけ、あわび茸、かきの木茸)。
このキノコがとっても美味しくて♡これ作ってみたいです♪
PATATE じゃがいも
畑を模したプレゼンテーションで登場するメインディッシュ。
じゃがいもを土から掘り出し、上にはトリュフが贅沢に飾られ、会場内は大興奮。皆さん動画を撮っていました♪
土に見立てているのは、じゃがいもと赤ワインで作ったパウダー。
ホクホクとしたじゃがいもの中には、とろりと広がる濃厚な卵のソース。
トリュフの香りと濃厚な卵のソースが最高の組み合わせで、野菜ながらもメインディッシュとなる一皿。
うっかり写真を撮り忘れてしまいましたが、こちらに合わせるワインは、ドメーヌ・ルバイヤード 2010
CIPOLLA 玉葱
じっくりと火を入れた玉葱を1枚1枚剥がし、ゴルゴンゾーラを挟んで重ねたもの。
ペアリングは、四恩醸造の「仄仄(ほのぼの)」
デラウエア66%+ブランデー(甲州種)34%の酒精強化ワイン。
アルコール度数は18度なのですが、そんなにアルコールがあるようには思えないほど飲みやすくて美味しい♡
ZUCCA バターナッツ
バターナッツのパンナコッタ、オレンジとシナモンのエスプーマ、上にはわたあめ。仕上げにハニージンジャーソース。
BADANO ごぼう
ごぼうのカンノーリ。ごぼうを練り込んだ生地に中にはごぼうをペースト状にしてマスカルポーネと合わせてムース状にしたものが詰まっています。
あけの金時のクラフティ、ブラッククイーンのマカロン、信州のくるみの生キャラメル、安納芋・大塚人参・生姜・プチトマト・長芋の砂糖漬け。
通常メニューより2皿少ないとのことでしたが、もうお腹が張り裂けそうなくらいで。
前菜からデザートに至るまで、野菜を主役にした全9皿は本当に素晴らしく、いつもVEGAN料理を作っている私にとって、衝撃的でした。野菜本来の味を最大限に引き出すシンプルな味付け、野菜なのにしっかりとメインディシュになっているじゃがいもなど、野菜だけでこんなに満足するお料理があるなんて!
一皿一皿に驚きがあり、学び多き時間でした。
同じ風土で育まれた40種類の野菜とワインのペアリングは、最高のマリアージュ。
なかなかお話する機会がない先生方や編集部の皆様とも交流することができ、美味しく楽しい時間が過ごせました。
素晴らしいお料理と貴重な機会に感謝です!!
2日目に続く♪