先日は、和菓子の老舗「虎屋」にて45年間腕を振るわれた和菓子職人の伊藤先生をお迎えして、
和菓子レッスンを開催しました。
今回は秋の味覚”栗”を使った和菓子2種類を教えていただきました。
栗が大好きな私。
秋になったら、栗の和菓子を教えていただきたいとリクエストしていたので、
楽しみにしていました。
まずは、「栗蒸羊羹」。
こし餡に小麦粉を合わせ、水を加えて硬さを調整。
蜜付け栗は4等分にカット。
先生のお手本を見て、実際に皆さんで作ります。
器にラップを敷き、生地と蜜付け栗を入れて茶巾絞りにします。
こちらを蒸します。
蒸し上がったら、少し熱を冷まして形を整え、冷蔵庫へ。
ラップを外して出来上がり♪
続いて、栗きんとん。
栗を30分蒸して、熱いうちに裏ごしで漉す。
蒸したばかりの栗なので、本当に熱くて!
でも熱くないとできないので、
蒸した栗が冷めないように少しずつ行います。
漉した栗にお砂糖を加えていくのですが、
今回は、甜菜糖を使っていただきました。
硬さを調整した後は、専用のふるいを使って栗餡をそぼろ状にします。
このそぼろ状にしたものをお箸を使って、
丸めたこし餡の周りにつけていくのですが、これが難しくて。
まさに職人技です。
毬栗と茶巾絞りバーションも教えてくださいました。
同じきんとんでも、形で雰囲気が変わりますね。
早速お手本を見ながら、作っていきます。
皆さん、とっても真剣です!!
ケースにいれるとなんだか綺麗。
お楽しみの試食タイム。
優しい甘さの栗きんとんと栗蒸羊羹は、本当に美味しくて。
和菓子をいただくとほっとします。
伊藤先生のお話はとても楽しく、家庭でも簡単に作れるように
教えてくださるので、ちゃんと復習したくなります。
毎回、和菓子の作り方だけでなく歴史や文化など色々と教えていただけるので
大変勉強になります。
以前から”きんとん”をお皿に移す際に、どうしたら形を崩さずに移せるのかわからなかったのですが、
お箸で刺して取り出すとのことで。
刺して穴が開いたところは、後でお箸で整えるのだそうです。
なるほど!
季節を感じる日本伝統のお菓子。
まだまだ教えていただきたい和菓子がたくさんあるので、
今後も定期的にレッスンをお願いしたいと思ってます。
伊藤先生、ご参加くださいました皆様、素敵なご縁をくださったKai House様、
ありがとうございました!!