皆様、こんにちは。
先日、帝国ホテルで開催された会のゲストスピーカーは、滝川クリステルさんでした。
今回は滝川さんが活動されている『一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル』の
お話でしたが、その前に『お・も・て・な・し』誕生の秘話について伺いました。
東京オリンピック招致のプレゼンターに選ばれた理由は、
オリンピックの公用語であるフランス語が話せて、女性であり、
人前で話すことに慣れている人ということで、オファーが来たそうです。
プレゼンターを受けた時に滝川さんが盛り込みたいと思った言葉が『おもてなし』
そして、プレゼンで『おもてなし』という言葉を印象付けるために
ジェスチャーをいれることになり、手を蕾のようにして、
『お・も・て・な・し』としたそうです。
最後に手を開くのは『蕾が咲く』という意味だったそうです。
本当に印象的で、流行語大賞にもなりましたね♪
さて、本題の『一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル』の活動について伺いました。
10年前に動物が置かれている現実を知り、犬猫の殺処分の多さ、パピーミル工場の問題、
物ではなく命あるものが年間16万匹殺処分されている現状。
それは先進国では考えられない多い数字(ドイツでは殺処分0)で、
この問題を解決するために動物愛護・保護支援財団を設立したとのこと。
犬猫の殺処分ゼロ、放置ゼロ、虐待行為ゼロを目指す『プロジェクトゼロ』と
絶滅危惧種の猛禽類の保護『プロジェクトレッド』の2つの柱で活動されています。
プロジェクトゼロは、東京オリンピック開催の2020年までに犬猫の殺処分・放置・
虐待行為ゼロを目指し、保護された犬たちがセラピー犬や聴導犬になる為の訓練サポート、
保護された犬猫を一時的に預かるボランティアを育成・支援する活動。
プロジェクトレッドは、生態系の頂点にいる動物を絶滅させない、生態系を守る活動。
人間も生態系の一部で、あらゆる生き物たちの営みで生かされている存在です。
しかし、今、生態系のバランスは崩れ、野生動物の絶滅スピードは加速しているそうです。
生態系の頂点にいた生き物がいなくなることで、それまでに食べられていた野生動物が増え、
いずれ人間にも大きな影響を与えることになるということ。
人間と生き物が共存できる環境、本当に大切ですね。
直近では、3月15日に恵比寿ガーデンプレイスで『命の花プロジェクト』を開催予定とのこと。
青森県の女子高生たちが始めた『命の花プロジェクト』
殺処分されて犬猫の骨が産業廃棄物として処分されている現実を知り、
殺処分された遺骨を土に混ぜ肥料にして花を育て、『命の尊さ』『殺処分の現状』を訴えている。
こういった活動で、命の大切さを子供たちに感じてほしい。
全国でこういった活動を広げていきたいとのことでした。
貴重なお話を伺うことができ、大変勉強になりました。
今後、この活動を応援していきたいと思います!!