先日は、以前から伺いたかったインドシナ料理のお店”アンドシノワーズ”に行ってきました。
都内某所にある”アンドシノワーズ”は、看板もないプライベートダイニング。
ビルの階段を上り、ドアを開けた瞬間、そこはもう異国。
インドシナとは、ベトナム・カンボジア・ラオスといったフランスの植民地だった国々。
この3国でインドシナ文化が花開いたのは約100年前で、
華僑やフランスの影響を受けた古典的な料理がインドシナ料理なんだそうです。
そのインドシナを行き来し、現地の味を再現されているアンドシノワーズの
園 健さんと田中 あずささんご夫妻。
お二人の雰囲気や現地で揃えられたアンティーク家具や食器など、
まるで現地にいるようで、まさに小旅行気分。
お料理が始まる前から、初めていただくインドシナ料理に大興奮です!!
まず、最初のお料理はこちら。
カンボジアのお料理。
蟹、海老、はまぐり
ラオス発祥のラープ。
真鯛、ハーブ、エディブルフラワーなどの美しいサラダ。
鮎魚醤とハーブの組み合わせが美味しい!!
こちらのハスの葉包みご飯と混ぜていただくのがおすすめだとか。
ハスの葉に包まれたもち米はアーティチョークと一緒に蒸してあります。
アーティチョークは香り付けだけでこちらを外して、
カリカリに焼いたお魚と良く混ぜ合わせていただきます。
このご飯がとっても美味しくて、止まらない!!
しかし、食べ過ぎには注意!!
後からお腹が膨れて、苦しくなってしまいました(笑)
続いて、サルボウ貝のタマリンド炒め。
ラオス山岳部の郷土料理でレモングラスのファルス。
新鮮なレモングラスに豚挽肉を詰めて蒸し焼にしたもの。
ローストポークと無花果
こちらの”梨のグレイビーソース”をかけていただきます。
肉汁をたっぷり吸った梨が美味。
園さんが手にしている本は、1972年発行のレシピ本で、
「酒のつまみの芸術」というタイトル。
古いベトナム料理のレシピが載っているそうです。
お料理の説明や食文化など初めていただくインドシナ料理に魅了され、
お二人の世界に引き込まれます。
続いて、ラオスの山のスープ
乾燥した筍、根菜、魚醤。
初めていただく味わいの滋味深いスープは、なんだか癖になるお味。
お腹いっぱいなのに飲み干してしまいました。
更にお腹の中のもち米が膨らんでいる気がするのは私だけでしょうか(笑)
デザート
バナナのチップス、アイス、パイナップルをラードで煮込んだもの。
これ、ワインに合う!!
またお酒が進んでしまいます。
調理器具も見せていただきましたが、こちらは現地の包丁。
使うのが難しそうですが、実際はとっても使いやすく、よく切れるそうです。
料理教室もされているので、じっくり現地のお料理を習うのも楽しそうですね!!
心地良い空間でインドシナの食文化に触れながら、美味しく楽しい時間。
どのお料理も優しく、また食べたい!!と思うものばかりでした。
予約はなかなか取れないお店ですが、また絶対に伺いたいお店です!!