先日は、紀尾井町にある老舗料亭『福田家』さんに行ってきました。
昭和14年東京虎ノ門にて割烹旅館として開業し、当時は川端康成、湯川秀樹、
イサムノグチら文化人が定宿としていたそうです。
その後、昭和20年に現在の紀尾井町へ移り、平成7年に大改築されています。
北大路魯山人と縁が深く、譲り受けた2,000を超える貴重な器類や花器などが使われています。
都心とは思えない緑と静けさに包まれて、日本伝統の『美』と『味』を楽しみました♪
【先付】
若草豆富
【前菜】
緑煮凍り 結び鱚酒盗干 子持海老キャビア葛水仙
桜桃鱈子 菖蒲百合根紫芋
【椀】
沢煮仕立
お椀はお祝いの席に使う『老松』
鯛白子入 糝薯すくい取り 赤ちぎり麩 香り芽
【造り】
ひらめ菜の花包み 酢橘釜入小柱 近海鮪
魯山人の器
【口代り】
喉黒雲丹被せ木ノ芽焼 柏葉包二色手毬寿し 木ノ葉谷中生姜
あんず含ませ淋掛け あやめ花器入くるみ白和え アスパラ牛ロース巻塩焼
手毬寿しは、穴子と才巻海老
【合肴】
丸茄子素揚 かもじ葱 あいなめ双身揚 楓ピーマン 霙出汁
【炊合せ】
焼目豆富 金目鯛 新牛蒡美味煮 針生姜 木の芽
【御飯】
新生姜ご飯 軸三ツ葉
【止椀】
赤出し仕立 豆富 なめこ 三ツ葉
【水菓子】
メロン マンゴー ピオーネ 桜桃
こちらも魯山人の器
『器は料理の着物』と説いた魯山人の美学を受け継ぐ福田家さんで、
季節感あふれる繊細なお料理を五感で味わい、至福の一時でした。
女将さんと若旦那さんと一緒に♪
素敵な時間をありがとうございました☆