先日は、”ラ コゼット パフュメ”の香りと味のコーヒーセミナーに参加させていただきました。
まずは、香りの専門家である調香師の今井直子先生に珈琲の香りについて教えていただきました。
珈琲の香りを構成する香り成分はなんと約850種類もあるそうです。
その中でキーとなる香り成分は40種類。
この日のためにグラースから送られた珈琲の香りを構成する成分を9種類試香しました。
1つ1つ香りを嗅ぎながら、どんな香りがするのか表現するのも楽しく、その香り成分に含まれる香りから珈琲とのマリアージュを考えるのも面白いですね。
なかなか香り成分自体を嗅ぐ機会はないので、興味深い内容でした。
続いて、コーヒーの専門家であるかなざわ珈琲の金澤政幸先生にコーヒーを美味しく淹れる秘訣を教えていただきました。
まずは、ペーパーフィルターにコーヒーを入れ、中心に小さい穴を開けて、その中に90度のお湯を注いでいきます。
お湯を乗せるように中心に少しずつ淹れていきます。ぽたぽたとまるで点滴が落ちるような感じです。
コーヒーが落ちてきたら、全体の豆をほぐすように全体にお湯を注いでいきます。
全体の3分の1を淹れたら、次の容器に移します。
また3分の1まで淹れたら、隣の容器に移します。
通常は、1つの容器にこんな順番で落ちて、混ざったものを飲んでいます。
こうやって分けてみるとわかりやすいですね。
一番最初のものが濃く、だんだん薄くなっています。
なので、最初にしっかりとした成分を抽出して、2番目、3番目は使わないのが美味しいコーヒーを淹れる秘訣。
出汁で例えると、一番だし、二番だしという考え方。
しっかりと成分を抽出したものに、お湯(100度)を注いで量を調節すると、雑味がなくクリアなコーヒーに。
成分をしっかりと抽出すると旨味が凝縮して、深い香りとコクがあり、美味しい♡
今までコーヒーを淹れる際には、豆をその都度挽いて、ハンドドリップで淹れていたので、割と美味しく淹れていると思っていましたが、同じ豆を使っても淹れ方次第でこんなに違うなんて。
この淹れ方、知ると知らないとでは雲泥の差。コーヒーが大好きなので、美味しい淹れ方を知ることができて感激です。
かなざわ珈琲さんの美味しい珈琲も購入したので、早速この淹れ方で楽しんでいます♪
そして、こちらはコーヒーの香りの香水。
アクア ディ パルマの”ブルーメディ テラネオ マンダルロ ディ シシリア”
テオ カバネルの”カフェ カバネル”
ラッシュの”カルダモンコーヒー”
サンローランの”ブラックオピウム”
ロシャスの”ロシャス マン”
ディメーターの”エスプレッソ”
コーヒーの香りの香水がこんなにたくさんあるなんて知りませんでした。
”珈琲”をテーマに様々な観点から学ぶことができ、とても楽しかったです。
かなざわ珈琲さんでは、珈琲教室を開催されているので、美味しい淹れ方に興味をお持ちの方は是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
次回開催日:9月1日(日)14時〜17時
住所:東京都世田谷区若林5-14-6 若林ゆうクリニックビル 1F
TEL:03-6804-0990
※完全予約制