皆様、こんにちは。
先日は、表参道にあるネスプレッソコーヒーエクスペリエンスセンターで開催された
「コーヒー&ワインテイスティングマスタークラス」に参加しました。
リーデル社とのコラボレーションで開発されたコーヒー用のグラス「リヴィール・グラス」シリーズの
新製品「ルンゴ」と来年1月に新発売になる「グラン・クリュ」2種のテイスティング。
リーデル社は1756年に創業し、260年以上の歴史を誇るワイングラスブランド。
異なる形状のグラスで飲み物を飲むことで香りや味わいが変わるということを発見して約60年、
いよいよコーヒーの世界に足を踏み入れることを決めたそうです。
ワインと同じようにコーヒーもグラスで味が変わる??
ネスプレッソと共同開発する際に行ったテイスティングは、
コーヒーではなく、お互いに共通のものである「水」だったそうです。
なぜかというと、水には香りがなく無味無臭なので、
口の中の触覚によって判断できるそうです。
まずは、ミネラルウォーターでテイスティング。
グラスの形状で頭の傾け方や口の開き方が変わり、
液体の流れ、舌の動きが変わります。
同じ水でもグラスの形状で味わいが変わるなんて、驚きました。
いよいよ、本題のコーヒーのテイスティング。
同じコーヒーを2種類のグラスで試してみます。
コーヒーカップやマグカップに比べて飲み口が狭いので、
香りが逃げにくいのが特徴。
コーヒーのテイスティングも初めてでしたが、
グラスの違いでこんなに香りが違うなんて!
味わいも明らかに違います。
ワインと同じようにコーヒーにも個性があり、
専用のグラスで楽しむことでコーヒー本来が持つアロマや
味わいを感じることができ、とても興味深いテイスティングでした。
続いて、第14回世界最優秀ソムリエのパオロ・バッソ氏によるセミナー。
ネスプレッソが行うコーヒーソムリエプログラムに参加されて
改めてワインとコーヒーの共通点が多いことに気付かれたそうです。
コーヒーもワインと同様で良いテロワール、気候、情熱を持った造り手が重要。
そしてソムリエはコーヒーもワイン同様テイスティングもできなければならないとのこと。
コーヒーのテイスティングもワインと同様で、視覚・嗅覚・味覚で確認。
ワインとコーヒーのテイスティングの違いはアルコールの有無だけ。
ソムリエはワインだけでなく水からコーヒーまで、
飲み物については全て提案できなければいけないとのこと。
早速、ワインのテイスティングから。
1.ブルゴーニュ(単一畑)
2.ボルドー(ブレンド)
3.アルゼンチン(標高が高いところで栽培)
そして、そのワインと同様のコーヒーのテイスティングも。
1.エスプレッソ オリジン ブラジル(同じ生産地と品種のみ)
2.ルンゴ オリジン グアテマラ(同じ生産地でブレンド)
3.リストレット オリジン インディア(標高が高いところで栽培)
今回のテイスティングセミナーでは、ワインとコーヒーでの比較もあり、
とても面白かったです。
レストランでも自宅でも美味しい食事を食べた時にコーヒーの役割は大きいとのことで、
最後に飲んだコーヒーが美味しくないとその食事のイメージが変わってしまう。
なので、ソムリエとしては最後の最後まで飲み物に関しては責任を持ち、
美味しいコーヒーを出すのもソムリエの役目だそうです。
水のテイスティングから始まり、コーヒー→ワイン→コーヒーと
大変興味深い内容で、とても勉強になりました。
早速、いただいたグラスでコーヒーを楽しみたいと思います♪