皆様、こんにちは。
先月のお料理教室のテーマは『春の薬膳』、メニューはタイ料理でした。
春は陽気が盛んになるので、身体も心もバランスが崩れやすい時期。
春は五臓の中で『肝』の機能が盛んになります。
中医学でいう『肝』は、西洋医学でいう肝臓の働きだけでなく、
自律神経系や新陳代謝の機能を担い、全身の『気』の流れをコントロールし、
精神を安定させたり、内臓の働きをスムーズに保ったりする役割をしています。
また、肝は血を貯蔵し、必要に応じて供給するという血の調節機能も担っています。
陽気が盛んな季節は、『肝』の働きも旺盛になりがちです。
『肝気』が盛んになりすぎると、熱、くしゃみ、微汗、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、
目の充血、顔のむくみ、めまい、のぼせ、頭痛など、主に上半身の症状となって表れます。
また、ストレスが溜まると肝の機能が低下し、消化器系の不調や疲労感、イライラ、憂鬱といった
さまざまな不調が出てくるので、ストレスを溜めずに過ごすことも大切です。
今回は、『肝』の働きを整え、『脾』を補うメニューにしました。
春は、辛みの摂りすぎはよくないので、
あまり辛くないタイ料理にしました。
前菜3種
ソムタム風サラダ、春キャベツの生春巻き風、タイ風さつま揚げ
ソムタム風サラダは、青パパイヤの代わりにデトックスの王様「切り干し大根」を使い、
肝に働くセロリ・人参・クコの実も入っているので、この季節にピッタリです。
キャベツの春巻きの具は、大根・人参・ホワイトセロリ・パクチー・エリンギです。
タイ風さつま揚げには、前菜で使った残り野菜と高野豆腐、
そしてパクチーがたくさん入っていますが、パクチー嫌いの方にも大人気でした♪
筍と春雨のスープ
キャベツの茹で汁に塩レモン、野菜ブイヨンを入れ、
筍、生きくらげ、春雨、セロリの葉、プチトマトでさっぱりとしたスープです。
ベジミートのガパオ風
大豆ミートを使ったバジル炒めですが、初めて食べた方もびっくりするくらい
お肉のような仕上がりです(*^-^*)
苺とチアシードのココナッツミルク
栄養満点のチアシードとココナッツミルク・アガベシロップ・苺を混ぜただけの
簡単デザートです。
今回のテーブルセッティングは、アジアンテイストにしました。
ポイントは、ナプキンの折り方
蓮の花のようにしました(*^-^*)
さて、次回のテーマは『ダイエット』、メニューはイタリアンです。
お楽しみに♪