皆様、こんにちは。
GW初日は、滋賀県にある和のオーベルジュ「徳山鮓(とくやまずし)」に行ってきました。
こちらのお店は日本全国から美食家たちがこぞって訪れる人気店。季節の移ろいと共に進化を続けるメニューにリピーターが後をたたない予約困難のお店。
やっと念願が叶い伺えました!!
誘ってくれた友人に感謝です。
余呉湖のほとりにあるこちらのお店では、湖や山々の恵みを存分に活かした料理が定評。
店主自ら山に分け入っては山菜やキノコを探し、湖に船を出しては天然鰻やナマズ、ワカサギなどをとり、食材のほぼ全てがこの余呉湖周辺のものだそうです。
昼も夜もメニューはなくお任せのみ。毎日採れるものによってお料理の内容は変わるとのことで、その時期の一番美味しいものを一番美味しい状態でいただけるとのことで、どんなお料理がいただけるのかワクワクします。
“鮨”ではなく「鮓」なのは、滋賀の郷土料理「熟鮓(なれずし)」への深いこだわりが由来。
熟鮓は塩漬けした魚とご飯で乳酸発酵させたもの。栄養価が高い熟鮓は防腐効果もあり、年中食べることのできる保存食の一つです。
早速、楽しみにしていたディナーのスタート。
余呉の天然スッポン茶碗蒸し
生姜がアクセントでとっても美味しいです。
鯉のお造り 子まぶし
鯉は苦手でしたが、臭みもなく、美味。
鹿肉 アスパラのソース 花山椒
窓の外には美しい月が。
この日は満月の前日だったので、余呉湖の水面に映る月もとても美しく、うっとり♡
鯖の熟鮓 中央には吉田牧場のカチョカバロ
熟鮓にチーズと未知の組み合わせですが、発酵+発酵で相性抜群。
2種のソースは、フレッシュのトマトソースとトマトと鮒鮓の飯を合わせたソース。
八寸
稚鮎の酢の物 鮒鮓の飯のソース、イノシシとポンカン、イノシシのハム、蕗の薹と鮒鮓の飯、わらび、熊・猪・鹿のテリーヌ、わさび漬け・わさびの葉、琵琶湖のもろこ、熟成させたじゃがいも、山椒のソース。
7種の山菜の天ぷら
ニリンソウ、ユキノシタ、ダイモンジソウ、イワタバコ、コシアブラ、イワタバコ、モミジガサ
焼きスッポン
熊鍋
脂の多さにびっくりしましたが、これが不思議とあっさり。
以前、羆(ヒグマ)を食べて蕁麻疹が出たので熊はちょっと苦手でしたが、熊によって違うとのこと。
羆は雑食ですが、月の輪熊はどんぐりなどの植物を主食としているため、あっさりとしていて美味しく、何枚でも食べれてしまいます。
こちらに合わせるのが旬の花山椒。
熊肉にたっぷりの花山椒が最高!!
美味しすぎます!!
大好きな花山椒の季節に伺えて幸せ♡
鮒鮓 自家製の発酵からすみ
鮒鮓の上には、余呉でとれるはちみつがかかっています。
〆は、うどん。
旨味たっぷりのお出汁に細めのおうどんが絶妙。
美味しくて、しっかり2杯いただきました(笑)
デザート
熟鮓の飯のアイスクリーム
最初から最後まで驚きと感動の連続で、皆さんが絶賛される理由がよくわかります!
残りのワインや日本酒で2次会。
チーズ、パンに熟鮓を挟んで焼いたものなど発酵食品が並んでいます。
またまたお酒が進んでしまいます。
あんなにたくさん食べたのに翌朝は胃腸も軽く、すっきり目覚め、朝食もしっかりいただきました。
鮎の一夜干し、イサザ、稚鮎、ゴリ、実山椒、鹿肉の茶碗蒸し、たけのこと山菜の味噌汁、自家製の梅干しなど、テーブルに所狭しと並んでいます。
氷魚とネギの鍋。
身体に浸みる発酵食と究極の地産地消料理はとても素晴らしく、また是非伺いたいおすすめのお店です。