先日は、在日イタリア商工会議所様主催の「イタリアを食べる日」のオンラインセミナーに参加しました。
The Authentic Italian Table(イタリアを食べる日)は、「True Italian Taste」というプロジェクトのひとつです。
「True Italian Taste」とは、正真正銘のイタリア料理を継承及び啓蒙して、本物のMade in Italy食品ブランドの価値を世界中の消費者に理解してもらうためのプロジェクト。
そのプロモーションのメインイベントとして、オンラインにて様々なセミナーを開催されています。
今回のテーマは、イタリアと日本を代表する巨匠たちによるイタリア産オリーブオイルとグラナパダーノチーズを使った日伊料理セッション。
特別ゲストは、ミラノの「Alice Ristorante」のViviana Varese(ヴィヴィアーナ・ヴァレーゼ) シェフ。
2011年にミシュランガイド一つ星獲得、2015年にはミラノ万博のアンバサダーシェフに就任。
昔は、体重が120キロあったそうですが、食の大切さを知り、今のようなスレンダーな体系に大変身されたそうです。
そして、日本からは、テレビでもお馴染みの日本料理「賛否両論」の笠原将弘シェフ。
このお二人による料理セッションのスタート。
ヴィヴィアーナシェフは、伝統的なパスタを教えてくださいました。
シェフのお母様が夏によく作ってくれたレシピの1つとのことで、じゃがいもをベースにバジル、グラナパダーノ、イカを使ったもの。
まず、オリーブオイルににんにくをいれて、ソフリットする。
ソフリットする際には、必ず塩を入れること。塩を入れることで中に入れたものを抽出することができるそうです。
にんにくのエキスが染み込んだ中にバジルを入れる。
バジルの香りが移ったら、ニンニクとバジルを外し、この中に松の実を入れる。
ソフリットの中に1cm角のじゃがいもを入れる。
ミキサーに茹でたじゃがいも、水、オリーブオイルを入れて撹拌し、じゃがいものクリームを作る。
ソフリットの中にじゃがいものクリームと、パスタ、茹で汁をいれて、絡める。
最後にグラナパダーノをふりかけて、絡める。
皿にじゃがいものキューブが入ったクリームを敷き、ソースと絡めたパスタを上に盛り付ける。
その上に焼いたイカを飾り、グラナパダーノチーズを振りかける。バジルのエキスをかけ、フレッシュのバジルの葉を飾る。
とっても美味しいそう!!
日本でも手に入る食材だったので、是非作ってみたいと思います♪
そして、笠原シェフからは、柿と春菊とマッシュルームの白和えを教えていただきました。
オリーブオイルとグラナパダーノを使って日本とイタリアの融合の白和えを作られるとのこと。
チーズには旨みがあるので、出汁代わりに使うそうです。
オリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルの国際コンクール「JOOPジャパンオリーブオイルプライズ」で受賞したこちらの4本から1つ選んで使うそうです。
4種類の中からシェフが選んだオイルはこちらの「チェントンツェ」。
癖がなく、日本料理に合わせやすいとのこと。
早速、クッキングのスタート。
春菊の葉の部分を20秒くらい茹でる。
水にさらして、しっかりと絞り、醤油をふりかけて絞る。
この作業は「醤油洗い」と言うそうです。
自宅でお浸しを作る際など、醤油洗いをすると味がぐんと良くなるそうです。こういった”プロの技”を知れるのも嬉しいですね。
和え衣は、ミキサーに水切りした絹ごし豆腐、オリーブオイル、薄口醤油、砂糖を入れて、滑らかになるまで撹拌する。
和え衣に柿、マッシュルーム、春菊を入れて和える。
最後にグラナパダーノをかける。
白和えにグラナパダーノとオリーブオイルを入れることでリッチな味わいになっているそうです。
ワインとの相性も良さそうですね!
早速作ってみたいと思います。
イタリアでは「オリーブオイル」と「グラナパダーノ」は欠かせないもので、どの家庭にも必ずあるもの。
イタリア料理でオリーブオイルを使わない料理はないといっても過言ではないそうです。
そして、グラナパダーノもパスタに使ったり、アペリティーボでおつまみとして、ハムと一緒に盛り付けて食べたりと欠かせないものなんだそうです。
イタリアで欠かせないこの2つについて、日本でもちゃんと正しいものを選んで欲しいとのことでした。
私もオリーブオイルは毎日使っているので、もっと勉強したいと思いました。
今回も素晴らしいセミナーをありがとうございました。