中世の面影を色濃く残すザグレブ。
丘の上に建てられたカプトルとグラデツ(現ゴルニィ・グラード)という中世の都市が二つ合わさって、ザグレブと呼ばれるようになりました。
ゴルニィ・グラード地区に建つ赤と青のモザイク模様の屋根が印象的な聖マルコ教会。
ザグレブを象徴する建物の一つで、屋根にデザインされた紋章は、左側がクロアチア、ダルマチア、スラヴォニアを表す紋章、右側がザグレブの市章。
教会は13世紀頃に建てられ、屋根の紋章は1880年の改修工事で付け加えられました。
ザグレブのシンボルでもある美しい聖母被昇天大聖堂。
高さ100m以上の尖塔がふたつあり、市街のいたるところから見ることができます。現在の外観は1880年の地震後に修復されたもので、ネオゴシック様式を取り入れて再建されました。
内部は、神聖で荘厳な雰囲気に包まれています。
イェラチッチ広場
ザグレブ市街の中心の広場で、観光の玄関口。周辺はカフェやレストラン、ショップの入ったビルが立ち並んでいます。
ドラツ広場
こちらの青果市場は、1926年から始まったザグレブの中では一番古い市場。
「ザグレブの胃袋」とも呼ばれていて活気に満ちています。広場には野菜や果物だけでなく、雑貨や骨董品なども売られています。
ロトルシュチャック塔
塔の上からはザグレブの町を360度見渡せる絶景スポットです。
世界一短いケーブルカー「ウスピニャチャ」
このケーブルカーは1890年にオープン。
距離は、なんと66m。片道30秒で到着する世界一短いケーブルカーなんです。
石の門
何百年にも渡りザグレブ市民の暮らしを見守り続けてきた石の門。現在の姿は18世紀に造られたものですが、門は中世の時代にすでに存在していたそうです。
1731年の大火で城壁と東門周辺が焼け落ちた際、灰の中から無傷で見つかったマリア像。
石の門を出て坂道を上がってすぐ左にあるこちらの薬局。
1355年から営業を続けているザグレブで一番古い薬局なんだそうです。
中世の歴史を感じる魅力的な街なので、散策するのも楽しいです。
ザグレブのグルメ編に続く。