午後は、アンリ・ジローへ。
1625年に創業者のフランソワ・エマールが良質なピノ・ノワールの産地として有名なアイ村に畑を手いれたのが始まりで家族経営のメゾン。
約8haの自社畑を所有し、それらはすべてグラン・クリュです。
アイ村の葡萄は、ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。
アイ村の斜面は南に面していて、日当たりが常に良く、朝晩の寒暖の差で美味しい葡萄ができるそうです。
アンリ・ジローの特徴は、オーク樽。
地元アルゴンヌの森の木を使った樽を用い、樽にもテロワールがあると考え、森のどこで育った木なのか、いつ切っていつ樽にしたか、どこの樽屋さんが作ったかまで細かく書かれています。
これはアルゴンヌの森の土地・地質・使った場所の木によって味が変わってくるという30年間の研究結果。
この樽を把握することでどういうアロマが出てくるか、アロマ×アロマの組み合わせで最終的にアンリ・ジローの味を作り出すそうです。
そして、もう1つ大事なのがタンク。
2009年にこちらの卵型タンクを導入。この形で自然にワインが対流・循環し、アロマが豊富になるそうです。
当初は卵型タンクはセメントでしたが、自然の素材が使いたいとのことで木と同じように呼吸するテラコッタに変えたそうです。
最初は赤土で作ったものを使われていましたが、酸化鉄が含まれているので、ワインとの相性が悪かったとのことで、現在は白い粘土で作ったテラコッタに変更。
そして、2012年からステンレンスタンクをやめて、全てテラコッタに変えられたそうです。
全て自然なものに拘る。
”自然な原料で自然なものを自然に作る”
それがアンリ・ジローのフィロソフィーなんだそうです。
早速、テイスティングタイム♪
当主のクロード氏が「このシャンパーニュとシェーブルが美味しいから!」と持ってきてくださいました。
シェーブルとの相性抜群です!!
クロード氏と一緒に♪
アイ村のぶどうと樽が織りなすシャンパーニュ。
造り手のこだわりや熱い想いに触れ、ますますファンになりました。
こちらのセットを購入したので、届くのが楽しみです♪