先日は、滋賀にあるオーベルジュ「ロテル・デュ・ラク」とブルゴーニュの「ドメーヌ・フルーロ・ラローズ」のコラボレーションイベントに参加しました。
滋賀県や琵琶湖の食材を使用した発酵がテーマのフレンチとワインのマリアージュ。
まずは、ドメーヌ・フルーロ・ラローズの4代目当主のニコラ氏と奥様の久美子さんよりご挨拶。
サントネを本拠地とし、ボーヌから16km南のところにあるドメーヌで1872年創業。
畑は7ヘクタール強で、サントネ、シャサーニュ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、モンラッシェを所有。
ドメーヌの建物は1843年建造のシャトー・デュ・パスタン。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのオーナーがワイン貯蔵庫として建てた地上3階、地下2階からなる城館を1912年に購入。地下2階のカーヴには2つカーヴがあり、それぞれ1000樽収容可能。年間を通して気温10.5℃~11.5℃、湿度約80%に保たれています。
このカーヴはブルゴーニュで最も美しいカーヴの1つと言われていて、是非一度訪れてみたいです。
早速、お食事のスタート。
Crémant de Bourgogne Blancで乾杯☆
熟成黒豆マカロン
黒豆を3ヶ月熟成させたバタークリーム、アドベリーのジャム。下には黒豆のパウダー。
続いてのワインはCrémant de Bourgogne Rose。
こちらのクレマンは、白・ロゼ共にピノ・ノワール100%。
繊細でエレガントなので、食前酒からデザートまで何にでも合わせれる万能選手。
近江牛の味噌漬け〜5つの味覚〜
バルサミコ風味の味噌に漬けた近江牛をグリルし、5つの味で楽しみます。
近江茶、かぼちゃのピューレ、アドベリービネガー、山椒風味の塩、古株牧場のチーズ
琵琶湖産天然うなぎのバリエ〜ソースオゼイユ〜
蒸し焼きにした白焼きと醤とフォンドボーでつけ焼きして蒲焼き風にしたうなぎをオゼイユソースでいただきます。
続いては、Bâtard-Montrachet 2008
ニコラ氏が当主となった年。
とうもろこしの甘酒とトリュフのパリソワール
コンソメのジュレの上にとうもろこしをジュースにして米麹を加えて一晩発酵させて甘酒にしたものにサマートリュフがたっぷり乗っています。
続いては、Chassagne-Montrachet Abbaye de Morgeot Rouge 2003
ニコラ氏と久美子さんがご結婚された年。
夏鹿のロティ〜ソースカシスと鮒ずしの飯のピューレ〜
フォアグラのテリーヌ〜フルーロ・ラローズのワインジュレ〜
余呉で獲れた夏鹿の外モモの部分をロースト。カシスのソース、鮒寿司の飯のピューレとパウダー、フォアグラのテリーヌの上にフルーロ・ラローズのピノ・ノワールのコンフィチュール。
続いては、Montrachet 1991
お父様と共同経営になった年。
雲丹ご飯
雲丹と黄身が白い”天使のたまご”とトリュフの究極のTKG。天使のたまごはお米を食べて育った鶏の卵なので、黄身まで白いそうです。
続いてはデザートに合わせて、Ratafia de Bourgogne
発酵前の白ぶどうの果汁2/3(シャサーニュ・モンラッシェ クロ・ド・ラ・ロックモールを贅沢に使用)に15年物のフィーヌ1/3をブレンドして造られています。アルコール度数は15.6度。チーズやデザートにぴったり。クレマンで割って食前酒としてもおすすめ。
古株チーズのデザート
どのお料理も美味しく、楽しいひと時。
ニコラ氏からこちらのキーホルダーをお土産にいただきました。
ご一緒した皆様と一緒に♪
美味しく楽しい時間をありがとうございました!!