ライフスタイル

夏の薬膳♪

2015年8月2日

皆様、こんにちは。

毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

厳しい暑さが続く夏は、1年を通じて最も体力を消耗しやすい時期。

中医学では、季節ごとに自然界の『気』があると考えます。

夏の主気は、『暑』で、暑さからくる夏特有の体調不良は『暑邪(しょじゃ)』が原因です。

暑邪は燃えるように熱いという性質を持ち、同時に『湿邪』を伴うことが特徴。

陽邪であり、『炎熱(えんねつ)』の性質を持つ邪気が身体に入ると、高熱やイライラ、

頭が働かずぼーっとしたり、皮膚が弱い人は赤みが強く出て悪化したり、

ひどく汗をかいたりといった熱の症状が現れます。

中でも汗のかき過ぎには要注意。

中医学では、汗が出過ぎると津液(水)とともに『気(エネルギー)』も消耗してしまうため、

倦怠感、息切れといった体調不良につながるのです。

また、身体の水分が失われると血液が濃縮し、『心』にも大きな負担がかかります。

もう1つ夏に気を付けたいのは、『脾胃』の不調。

高温多湿の日本の夏は『暑邪』とともに『湿邪(しつじゃ)』が侵入することも多く、

食欲不振や下痢、夏痩せといった症状が現れるのです。

ですので、夏は、『暑さ』と『湿』2つの対策が必要。

『心』と『脾』の働きを高め、身体の熱を冷ましたり、

胃腸の機能や水分代謝を整える食材を積極的に摂りましょう。

冷たいものの摂り過ぎには気を付けてくださいね。

先月のお料理教室は、夏の養生法を取りいれたメキシカンのメニューにしました。

ワカモレ

1.ワカモレ

野菜のセビーチェ

2.野菜のセビーチェ

ライムスープ

3.ライムスープ

チリコンカルネ

4.チリコンカルネ

チミチャンガ サルサ・メヒカーナ添え

5.チミチャンガ

チミチャンガとは、ブリトーを揚げた物。

本来はフラワートルティーヤを使いますが、油揚げを使いました。

チミチャンガ中身

油揚げを開いて、メキシカンライスと夏野菜をたっぷり入れています。

ベジチーズも入れて、切った時にトロリとチーズが出てきます(*^-^*)

ベジチーズ

今回のレッスンで1番人気でした♪

アボカドプリン

アボカドプリン

五行学説では、『脾は肺を育てる』関係にある為、夏に脾=胃腸を養生することで、

秋に現れやすい不調(皮膚や髪の乾燥、空咳など)を予防することにもつながります。

上記のことに気を付けて、夏を元気に乗り切りましょう♪

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