フルーティな香りが特徴のペルー産カカオ。
特にオーガニックカカオでは世界でも指折りの生産量を誇っています。
せっかくリマまで来たので、ペルー産のオーガニックカカオを使ったチョコレート作りを体験することにしました。
チョコレート博物館”Choco Museo”へ。
カカオの生産地やカカオの収穫のプロセスなどについて詳しく教えていただきます。
カカオの実は、大きくてカラフル。1つの木に黄色・オレンジ・赤など様々な色の実が木にぶら下がってなります。
こちらは、チョコレートの原料になるカカオ豆。
カカオ豆は「カカオポッド」の中に入っています。
このパルプと呼ばれる甘く白い果肉に包まれたカカオ豆をパルプがついたまま取り出し、木の箱に入れ、バナナの葉などに包んで、6日ほど発酵させます。
その後、発酵させた種を天日干しして、5日間程乾燥させます。
こうした工程を経て、チョコレートの原料のカカオが出来上がります。
カカオの生産地の地図
カカオができるまで学んだ後は、早速チョコレート作り体験。
まずは、生産地によっての香りと味の違いを体感。
産地によって香りも味も全く異なります。
たくさんのカカオ豆から大きくて綺麗なカカオ豆を選びます。
選んだカカオ豆を陶器の器でローストします。
ローストしたカカオ豆は、殻を剥きます。
そのカカオの殻はお茶として頂きます。
苦味の中にチョコレートの甘い香りがあるお茶です。
そして、こちらの「カカオニブ」がチョコレートになります。
こちらのカカオニブをペースト状にします。
これ、結構力仕事です。なかなか上手くペースト状になりません。。。
次に、ペーストを使って2種類の「カカオドリンク」を作ります。
1つ目は、インカ時代の「スパイシーなカカオドリンク」
お湯と数種類のスパイスと少量の蜂蜜が入っていて、インカ時代はお湯ではなく血を使っていたんだとか。
誰の舌を刺して血を出す?と言われ、笑って断っている図(笑)
ピッチャーを2つ使い、混ぜていきます。
2つ目は、「マイルドなカカオドリンク」で、ミルクとシナモンと砂糖が入っています。
「モリニーニョ」という木製の攪拌棒を両手でグルグルと回転させて、泡立てるように全体を撹拌していきます。
カカオの香りが強く美味しいカカオドリンクができました。
このスパイシーなカカオドリンクは中南米に昔から伝わる古典的な飲み方、甘いミルク入のカカオドリンクはヨーロッパ風の飲み方です。
早速、チョコレート作り。
カカオペーストはさらにメランジャーでカカオバター、砂糖と一緒に滑らかにします。
滑らかになったチョコレートとナッツやコカ、マカなど好きなものを入れて、オリジナルのチョコレートを作ります。
固まるまで店内を散策。
こちらはカカオのリキュール。
シナモン、生姜、マンゴー、オレンジ、コカ、ゴールデンベリー、パッションフルーツなどたくさんの種類があります。
こちらはチョコレートのジャム。
店内には食べ物のほか、コスメなどお土産におすすめのものがたくさんありましたよ。
写真は撮り忘れてしまいましたが、出来上がったものは綺麗にラッピングしてくださいました。
貴重なチョコレート作り体験、とても楽しかったです♪