カンクン2日目は、世界遺産に登録されている壮大なマヤの遺跡チチェン・イツァへ。
チチェン・イツァは、メキシコのユカタン半島に残されたマヤの古代遺跡。
チは口、チェンは泉、イツァは水の魔術師を意味する部族の名前であり、
ここは水に関する重要な宗教的意味合いを持っていたと考えられているそうです。
広大なジャングルの中に戦士の神殿、天文台など、数多くの遺跡群が点在しています。
中央にそびえるカスティージョは高さ約24m、4面に配された各91の階段に最上部の神殿を加えると
階段の総数は「365」となり、全体が1年を表すマヤ暦になります。
そして、毎年、春分の日と秋分の日の2回、
ピラミッドに舞い降りてくる羽毛を持つ蛇の姿をした神(ククルカン)が現れるそうです。
頭部の上にある階段の側面にできる光の影が羽となって映し出されるとのことで、
その姿を一目見ようと当日は大混雑だそうです。
マヤの人々の高度な天文学と建築学の知識は本当に凄いですね。
私も一度見てみたいです。
さて、色々詳しく書くとかなり長く(マニアックに?)なってしまうのでさらっと。
戦士の神殿
階段の上にチャック・モール像があります。
球戯場
地上から7mのところにゴールがあり、
手を使わずに腰でゴム・ボールを打ち合いながら壁の上にあるリングに入れるというもの。
聖なる泉セノーテ
金星の台座
ククルカンの神殿の北側のある台座。
乾期にこの金星の台座で雨乞いの踊りを行ったそうです。
遺跡内はかなり広いので、全て見学するには3時間くらいかかります。
歩く距離は長く、日陰がほとんどないため、帽子・サングラス・水はマストです。
チチェン・イツァの後は、車で10分程のところにある神秘の泉イク・キルのセノーテへ。
こちらのセノーテは、直径は約30m、深さ50mと大きなもので、
上から見下ろすと真っ青な水に太陽の光が差し込み幻想的。
冷たい水の中でほてった体をクールダウンしながら泳ぐことができます。
ランチの後は、エク・バラン遺跡へ。
主神殿の上まで登ることができ、地平線まで広がるジャングルが見下ろせます。
早朝ホテルを出発し、長い道のりでしたが、
充実した一日でした。