3日目は、バンコクからちょっと足を延ばしてアユタヤへ。
バンコクから北へ80kmのところにある、タイのかつての都です。
ウートン王によって王朝が開かれて以来、およそ400年の間にわたり都として繁栄しましたが、
1767年に、ビルマ軍の攻撃により壊滅的な打撃を受け、その繁栄も終わりを告げています。
17世紀には日本とも盛んに朱印船貿易も行われ、山田長政をはじめ、
最盛期には2000~3000人の日本人がアユタヤにいたと言われています。
まずは、ワット・パナン・チューンへ。
アユタヤ王朝以前に建てられた寺院で、ビルマ軍の攻撃を逃れたことから
縁起の良い寺院として人々の厚い信仰を集めています。
本尊である高さ19mの黄金仏の座像
仏像の体に金箔を貼り、お祈りします。
次は、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンへ。
1357年に建てられたアユタヤで一番古い寺院の遺跡。
アユタヤ王朝の初代王であるウートン王がスリランカから帰国した
修行僧達の瞑想場として建立した寺院です。
中心の大きなチェディ(仏塔)はスリランカ様式の釣り鐘型をしています。
このチェディは、ビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔として1592年に建てられました。
塔の中央には階段があり、登ることができます。
塔の中には8体の仏像と井戸のように掘られた穴があり、20バーツを支払い、
左から一体、一体に金箔を貼り付けてお祈りします。
眼下には黄色の袈裟をまとった仏像がずらりと並んでいます。
涅槃仏
次は、ワット・マハタートへ。
ワット・マハタートは1300年代の後半に建立された寺院で、
建立者については異なる二通りの説がある謎深い遺跡の一つです。
建立当時は敷地中央に高さ44mの黄金の仏塔と、その東西に礼拝堂と仏堂があったと推測されていますが、
1767年にビルマ軍による攻撃により壊滅的な打撃を受け跡形も無くなり、
現在では崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台が残るのみの廃墟となっています。
ビルマ軍が頭のみを持ち去ってしまった為、
全ての仏像は頭の無い無残な状態で放置されています。
ワット・マハタートと言えば、こちらの仏頭が有名ですね。
ビルマ軍が切り落とした仏像の頭が長い年月をかけて
菩提樹の根に取り込まれています。
この仏頭の前で写真を撮る場合、仏頭よりも頭が低くなるように
座って写真を撮らなければなりません。
アユタヤを訪れたのは3年ぶりでしたが、やはり素晴らしい場所です。
日帰りでも行けるので、是非バンコクに行かれた際には足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
そして最後に現地の方のオススメのマッサージ店『Health Land Spa & Massage』へ。
こちらは、クリニックも併設しているとのことで、
治療を目的としたマッサージも行なわれているそうです。
タイ古式マッサージを受けましたが、指圧はちょっと強めです。
最初は痛すぎてもっとソフトにとお願いしましたが、悪い部分は徹底的にマッサージされ、
痛いと思いながらも終わった後はスッキリ!
雰囲気、清潔さ、技術とどれをとっても良く、料金がリーズナブルなので、
人気があるのも納得です。
今回はフライトの関係でゴルフは1日だけとなりましたが、
ゆっくり観光もでき、楽しい旅行でした♪